かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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この際だから詳しく話したい進路の話④【覚醒編】

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こちらの続きです。

 

本当はどうやって生きていきたいのか?ということが自分の中で明確になりました。

 

私がやりたいことは「創作」だ。

今浮かんでいるストーリーを表現するのに最適な媒体は「漫画」だ。

 

当時21歳。

りぼんでいうとたぶんデビューの平均年齢がそれくらいだと思います。

「今から目指し始めても遅いんじゃないか?」

 

大人になっても少女漫画家を目指し続けている人の情報をネット検索する日々がありました。

でも当時なかなかそういう存在を見つけることができなくて、

 

遅咲きデビューだとしても、

もともと芸大出身の人やデザインの仕事をしていた人とか、

雑誌の対象年齢が高い雑誌での高齢デビューとか、

あと、刃牙を描いてる板垣恵介先生の話とかも検索で出てきたけど、すでにヒット作を出されている方の話はどうしても自分とつなげて考えることができなくて…。

(そうやって活躍されてる方がいても、かと言って「自分もそれができる!」とはなかなか思えないですよね…。)

 

だからこそ今、自分でそれをやっているんです。

漫画家になるのも難しいけど、大人になっても夢を追いかけ続けること自体が、また難しい。

あの頃の私は大人になってから夢を追いかけ続けることができるのかが不安だった。

だからそういう存在を知って安心したかった。

でもあまり見つからなかった。

 

あの頃の自分と同じような人に向けてアラサー漫画家志望生活を発信して行こうと思ったから、ブログやYouTubeを始めたんです。

 

話を大学時代に戻しますと、

やっぱりとにかく焦ってしまったんですよね。

 

特急列車に乗ったはいいけど、その行先は本当に自分が行きたい場所と違うことに途中で気づいてしまった。

 

目的地に着いてから折り返して漫画家志望という道へ方向転換するのは遅いんじゃないか?

 

こうして私は両親に想いを打ち明けました。

「大学を辞めたい」と。

 

まぁ当然のことながら親子喧嘩勃発です。

 

どんな喧嘩は割愛しますが、

その喧嘩の末行き着いた両親との約束は

 

・大学は卒業すること

・管理栄養士の資格は取ること

・一発合格できなくても再度挑戦すること

 

後は好きにしなさい

 

管理栄養士の資格さえ取れば後は好きにしていいということになりました。

 

たぶん手放しで納得はできないですよね。

4年制の大学に行かせてもらっておきながら、急に大学を辞めて漫画家を目指したいだなんて…。今なら当時の両親の気持ちもわかります。

でも、大学に行かせてもらってる以上、私は両親を納得させる必要があった。

 

両親に管理栄養士として生きて行かないということを納得してもらうためには、管理栄養士の資格を取らなくてはならないという不思議な状況が出来上がってしまったのです。

 

そしてこの

一発合格できなくても再度挑戦して管理栄養士の資格をとらなくてはならないという条件が私を覚醒させたんです。

 

資格に落ちたらまた来年挑戦するってこと?

また国家資格の受験勉強しなきゃいけないってこと?

受験勉強しなきゃいけないなんて漫画を描く時間なくなる!!

そんなの絶対いやだ!!!!!!

絶対一発合格しなきゃ!!!!!!!

↓次回、ペーパー管理栄養士爆誕編。

 

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