ええんやで
他人とか時代とか気にせず
自分の感覚を大事にしたらええんやで
自分はアナログが好きなんだ!って場合はそれをつらぬいていいと思います。
確かに今はデジタルで漫画を描く作家さんが増えています。
アナログを貫いていた作家さんも、コロナ禍の影響でアシスタントさんを呼ぶことができず、やむを得なくデジタルを覚えたという人も多いみたいです。
デジタルだとリモートでアシスタントが可能なので
そういうメリットがありますが、
質問者さんの
>でもりぼんフェスタなどで展示してる原稿がデジタルだと あまり感動がないんですよね… 印刷物展示してる感じで…
っていう気持ち、めちゃくちゃわかります。
私は「うしおととら」という作品が好きで、
作者である藤田和日郎先生の原画展に行ったことがあるんですが
生原稿の迫力が違いました。
藤田先生は下絵なしでペン入れをし、修正液を重ねて描くという
本当にライブ感のある作画方法で、
生原稿の重量からして違うし、厚みもあります。
なんかほんと「魂を削って漫画を描いてるんだな…」っていうのが
伝わってくるような迫力なんですよ。
そういえば、ほんとに今日たまたま見た動画でとある人がこんなことを言っていました。(タイムリー)
今の時代PCで簡単に音楽が作れるし再生することができるのに
わざわざギターやベースを練習する人が絶えないのは
ライブでの一体感、グルーヴ感、それでしか味わえないものがあるからだと。
アナログ作画にも通ずるものがありますよね。
アナログ作画にはアナログ作画にしか出せない味があるんですよね。
もちろんデジタルにはデジタルにしかできない表現もありますし、
人物はアナログで描いて背景は自分で撮ってきた写真をデジタルで加工して使うなど
アナログとデジタル、両方のいいとこどりをして漫画を描いている作家さんも
いらっしゃいます。
あと面白い作画方法だなって思ったのは
下絵をデジタルで描いて、液晶ペンタブの上に原稿用紙をおいて
アナログでペン入れをするという方法です。
ここら辺の私の記憶の情報源、たぶん浦沢直樹先生の漫勉です!笑
ご興味ありましたら一度検索してみてください!
色んな作家さんの作画方法が見れるのでお勧めです。
そちらを見る限り、ベテランさんほどデジタルやアナログ、
両方のいいとこどりをしている印象です。
最初からデジタル作画をしていた人がアナログに移行するのって難しいんですけど
アナログからデジタルに移行するのは比較的簡単なんですよね。
すべてアナログを貫くぞ!っていうのもいいですし、
ここの表現はデジタルを使いたいなっていうのがあれば
そこだけデジタルにしてみてもいいと思いますし
色々と自由に試してみることをおすすめします!
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