かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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【マシュマロ返信】ストーリーを簡潔にまとめるコツがあれば教えてください【物語作りは部屋の断捨離に似てる】

 

わたくしと全く同じお悩みをお持ちで…!

最近ようやくこの悩みの解決法が漠然とわかってきたところなんですが、このマシュマロをいただくことによってより明確化できた気がします。

 

まず、漫画がうまくまとまらない時って

アイディアが足りてない場合と

アイディアが多すぎる場合

このふたつのパターンがあるんですよね。

 

私の場合、自分のアイディアに自信がないあまり、浮かんだアイディアを全部詰め込もうとする癖があるようで、それだとせっかくのいいアイディアが映えないんですよね。

 

今までもよく「詰め込みすぎです」って言われ続けてきたんですけど、全部無自覚にやってることだから「詰め込まないようにする」というのがほんとに難しかったんです。

 

でもある日、またもやアイディアを詰め込んでしまった時、今の担当さんが

「このアイディアもいいですね!どっちを活かすか悩みますね…」っていって一緒に悩んでくれたんです。

整理すること前提ではあるけど、どっちのアイディアも認めてもらえたことにより、

なんか満足して潔く一個にしぼることができましたw(現金な人)

 

そこから私はもっとひとつひとつのアイディアに自信を持ってもいいのかもしれないって思えたんですよね。

むしろ詰め込むことによってそのアイディアの良さが伝わり切ってないだけなのかもしれないなーとも思いました。

 

それから担当さんはさらに「溝口さんはアイディアに困らないタイプの作家さんなのでいらないアイディアは思い切って捨てましょう」って言ってくれたんです。

この言葉、私の中でかなり目から鱗でした。

 

求める結果は同じだけど

「詰め込まないようにする」と「捨てる」のでは

作家側視点からみるとやることが変わってくるんですよね。

無自覚に詰め込んでしまうなら、あとから捨てればいいんです。

 

それから、アイディアはあればあるほどいいというのも思い込みでした。

どんなにいいアイディアも上手に伝えられなかったら宝の持ち腐れなんですよね。

 

ひとつのアイディアが映えるように他のアイディアを捨ててみてください。

 

そしておそらく次に浮かんでくるのは

何を捨てて何を活かしたらいいのかってことだと思うんですけど、

やっぱりここで必要になってくるのが「型」なんですよね。

この型に関しては物語の型について書かれている本を片っ端から読んだり、好きな作品の研究や分析をしたりして自分だけの型を構築するのがいいと思います。

 

こういうアイディア整理の考え方ってそっくりそのまま断捨離とかミニマリストの思考とかと通ずるものがあるなって思うんです。

お部屋が散らかるならそれを整理する収納を用意しますよね。

それと同じことです。

 

型を用意する!それに当てはめて、いらないものは潔く捨てる!

あっあと、この物語の型もちゃんと読切サイズのものを使うといいと思います。

私は過去に2時間映画の物語の型について書かれた本を参考にして、むりやり32pの読切に納めてたことがあって、それだとまた合ってないんですよサイズ感が…。

 

これも単行本サイズ用の本棚に無理やり雑誌を詰め込んでるようなものですよね。

縦にすると入らないから横にして詰め込んだりしてさ。

でもそれだとどこに何があるかわかりにくいし散らかって見えるし。

 

…お部屋のお片付けの話になっちゃった。

でも物語を作るのもそれとまったく同じような考え方をしてみるといいと思います。

 

>・又、担当さんへの相談はどこまでしていいものなのでしょうか?

とのことですが、「どこまで」とは例えばどういうものでしょう…?

わたくし気になることはなんでも相談してしまっているので躊躇したことがない…。

もちろんプライベートなことを相談することはないですが、作品作りに関わることや作家としての成長につながることならなんでも相談しちゃってます。

 

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就職情報サイトキャリアガーデンさんで書かせていただいた

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