うーん…
そうですね…。
芯食ったお答えにはならないかもしれませんが
いちばん大事だけど見落としがちなことは
「わからないものは描かない」ということだと思うんです。
わからないものを無理して描くと簡単にバレてしまうからです。
こういう創作物におけるセンスってファッションと同じで
自分の中でちゃんと感覚的にアップデートされないまま、最近の流行りだからといって無理に取り入れると違和感が生まれてしまうんですよね。
例えば、最新の10代向けファッション誌を開きます。
「は~今はこんなのが流行ってるのね~(良さはわからんけど流行ってるのね~)」って感じたら自分の感覚と合わない部分なので描きません。
描けないから描きません。
「あ!この新作可愛い~!」とか「こうやって組み合わせるの新しいな~」って感じたらそれは自分が10代の頃となんら変わらずに流行をアプデできてるってことなので取り入れます。
それを30代の私が実際に着てしまったら若作りになるけど、漫画の主人公に着せる分にはなんら問題ないじゃないですか。
でもよくよく考えてみるとこれって私たちが大人でも10代でもなんら変わらないんですよ。だって、もし私たちが今現在10代だとしても、好みの流行と好みじゃない流行があるわけで、最新のファッション誌に載ってる服だからって理由でそれを漫画に描かないですよね。
でもさ、やっちゃうんですよ私たち大人は…。
自分の好みじゃないのにさ…。
「今はこういうのが流行ってるのね~」って言ってさ
自分の中でちゃんとその良さを理解できてないのにさ
若者に迎合しなきゃって頭で考えてさ…
わたくし、漫画における若作りはこういうところから生まれると思ってるんですよ。
私より年上でもトレンドを上手に取り入れている作家さんはたくさんいらっしゃいます。そういう方々は常にアンテナを張って自然と流行を追い感覚をアプデし続けてるんだと思うんです。
そこには「自分は大人だから」とかそういう気持ちはなく、10代の頃の延長のように常に流行に対するアンテナを張ってらっしゃるんじゃないかなって思うんです。
かくいう私もそれが自然とできるタイプではないので
意識しないと流行を取り入れられないのですが
逆に言うと無理して若作りしないようにしようということに注力してますかね…。
言葉とかも、感覚的に自然と自分の中から湧き出た流行語ならセリフで言わせることもあるけど、「流行語だから」という理由で安易にセリフにすると、そのキャラに合ってなかったり無理してる感が出ちゃうので、あえて流行り廃りのない言葉に変換させたりもします。
と…ここまで流行についての話をしてきましたが
10代の頃のあのピュアな気持ち!とか
そういうのが思い出せないよ~っていうお話でしたら
がんばって思い出しましょう!!笑
一度経験してるはずのものはきっと思い出せるはず!
ベタに自分が通っていた小学校とかを訪問して思い出に触れてみてもいいかもしれません。
🎀お知らせ🎀
— 溝口楠乃🎀りぼんかけだし漫画家 (@mizoguchinano) 2024年12月2日
2024年12月19日(木)発売の冬の大増刊号りぼんスペシャルに溝口楠乃約2年ぶりの新作が掲載されますー!!新作待ってますって言ってくれてた方々ありがとうございます🥺✨
タイトルは「教えてもっと、君のこと。」です!
よろしくお願いします!! pic.twitter.com/uq5LOac55k
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