めっちゃくちゃおもしろいご質問です!
考えられる可能性としては2つ
➀世代の違い
②創作者としての目線の違い
まず➀世代の違いに関してなんですが
私たちが子どもの頃ってYouTubeとかその他SNSがなかったんですよ。
となると漫画を読むかゲームをするか外で遊ぶか
そんな感じだったんですね。
わたくし子どもの頃はりぼんが縦に割けるほど読んでたんですよ!笑
誇張なしでほんとに毎日何度も何度も繰り返し読むので
一ヶ月後とかにはほんとに縦に割けてたんです。
大人になってからも懐かしい~って言って読みますしね。
今は漫画の他にも娯楽がたくさんあるじゃないですか。
だからその分繰り返し読むということが減ったというだけのことなんじゃないかなって思います。
私が赤ずきんチャチャなどのシーンがスラスラ出てくるのはシンプルに繰り返し読んでるからなだけですよ。それだけその漫画が面白いからというだけでこれは質問者さんの能力の問題じゃないです。
世代による環境の違いと、その漫画を繰り返し読みたくなるかどうかの違いだと思います!
漫画は無理して読むものではなく、楽しいから繰り返して読む→繰り返して読むから覚えるという、とてもシンプルなものだと思います。
そう考えると漫画家側としてはもっとがんばらねばって思いますよ。
面白いって思ってもらえるだけじゃなくて、繰り返し読みたいって思ってもらえるような作品が描けるようになりたいなって思います。
そして②の創作者としての目線の違いについてなんですが
創作者側からすると、娯楽としてだけじゃなくて研究対象としてもたくさん繰り返し漫画を読むんですよね。分析したり構成について考えたり、そうやって読むとなんとなくパターンが見えてくるんですよ。
でもそのパターンに当てはまらない新しいパターンで面白いものを発見したりすると「そのパターンがあったか!」って言う風に記憶に残りやすかったりします。
あ!あともう一個(2つじゃなくて3つになってしもた)
自分の経験と漫画のシーンがつながった時記憶に残りやすいですね。
わたくし「天使なんかじゃない」のマミリンの名セリフ
「自分に誠実であれば胸を張っていられるものなのね」
というセリフが大好きすぎるんですが
何か理不尽な目に遭ったり批判を受けたり誤解された時に
このマミリンの名言を思い出すんですよ
あ、あと翠ちゃんの
「あんたがあたしを嫌いでも あたしは好きよマミリン!」とか
誰かに嫌われても私まで相手を嫌う必要はないよなっていう
そういうマインドを思い出させてくれるセリフですね。
ダメだ、止まらん。
矢沢あい先生の「天使なんかじゃない」
もし未読であればぜひ読んでみてください!
⇩溝口楠乃2年ぶりの新作「教えてもっと、君のこと」掲載中!
⇩リマコミ+でも読めます!
⇩リマコミ+で過去の掲載作「普通を極めしりんごちゃん」が無料公開されています!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
その他ご質問やメッセージなどはこちらから↓
りぼんチャンネルで溝口楠乃作品の冒頭動画が見れます↓
就職情報サイトキャリアガーデンさんで書かせていただいた
漫画家志望さんにむけたコラムはこちら↓