かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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【マシュマロ返信】担当さんにウリがないからやめようと別のネタを提案されてしまいます。

私もつい最近この考えに至ったばかりなのですが

自分が描きたくないものは描かなくていいと思います!

これはキレイゴトでもなんでもなく、

他人軸で選んだ題材を無理やり描いても

それを描きたいと思って描いてる人には勝てないからです。

(それができる器用な方もいるとは思いますが、たぶん辛くなると思います。)

 

担当さんの提案で、自分も心からやりたい!と思えるものならいいと思います。

でもそうではないのなら、担当さんの提案はあくまでも

「大喜利の例のようなもの」と捉えるといいと思います。

 

IPPONグランプリとか見たことありますか?

ああいう大喜利です。あなたは芸人。担当さんは出題者です。

 

出題者(担当さん)に求めていいのはお題と例だけです。

 

担当さんの提案というものは

まったくそのまま従わないといけないというわけではなく 

読者はこういうのを求めてるんだというのを

「例えばこういうの」っていう提案をして

伝えてくれてるだけだと思うんです。

 

そして出題者(担当さん)自身もその例を超えてきて欲しいと思ってるはずです。

 

その「求められていること」の範囲内で

「自分が描きたいこと」を探してみてください。

この「求められていること」をどう解釈するかによって変わってくるとは思うんですけど、色々と視点を変えて考えてみると何かみつかるかもしれません。

 

と、ここまでは担当さんからの提案をどう受け取るかのお話だったのですが

そもそも自分の描きたいものをカタチにしたいですよね。

描きたいものがあるのに反対されてしまうというのが

一番悩んでる部分なんじゃないでしょうか。

だって描きたいものがあるから漫画家を目指したわけですもんね。

 

そもそも、

「なぜ自分はそれを描きたいのか」

「読者に楽しんでもらえそうなポイントはどこか」

そこらへんをハッキリさせてみるところから始めてみるといいかもしれません。

「ウリがないからやめよう」と言われてしまうということは

そこがハッキリ伝わってないからだと思うんです。

 

もしも質問者さんが

「言葉で伝えるのが苦手だから漫画で伝えたいんですけどー!」

っていうタイプの場合(私がわりかしそういうタイプなんですけど)

とりあえずネームを描いて見てもらっちゃえばいいと思います。

口頭で趣旨説明してダメって言われるより

ネームを見てダメって言われたほうがふんぎりつくし

何がどうよくないのかがわかって次に活かせると思うんです。

 

逆にこの部分はいいねというのが見つかって

そこから生まれるものも絶対あると思います。

そうしていくうちに

「私が本当に描きたいものってこれだったんだー!」

っていうものがみつかるかもしれません。

 

ネーム一本描くにしてもなかなかの労力なので

ダメって言われそうと思いながら描くのも

結構しんどい作業だとは思うのですが

 

でも自分自身はいいって思ってるわけじゃないですか。

 

そのいいと思ってる部分を伝えるぞ!という気持ちでネームを描かないと

最終的に読者に伝わるような漫画にもならないと思うんです。

 

あれこれ考えてるうちに

自分がなぜそれを描きたかったのかわからなくなって

別な作品を描きたくなるかもしれません。

 

たぶんそこまでくると自分自身でも実感すると思います。

「この作品にはウリがない」と。

 

でもそれでもあきらめられないというのであれば

何かウリになるようなものを+αすればいいんですよ!

 

「この水を一万円で売ってください」という問をご存じですか?

就職活動の面接の世界では結構あるあるな問らしいです。

(私は就活をしたことないのであまり詳しくはないのですが)

 

例えば

「この水にはこんな希少価値があります」

「ここは砂漠で今この水を買わないとこの先水は手に入りません」

などなど(↑これぞまさしく大喜利の題と例です)

 

普通なら100円前後で手に入るような水を

どうしたら一万円でも「買いたい!」と思ってもらえるのか?

 

それこそが「ウリ」ですよね。

 

ウリがないと反対されてしまったアイディア

それに何を+αすれば「読みたい!」と思ってもらえるのか?

 

こういう視点で考えてみると、もしかしたら

あきらめずにすむかもしれません。

 

この話、更に漫画に置き替えてみるとなんだろう…。

ざっくりした例えだと

「自分はメガネ男子が好き!だからメガネ男子が描きたい!」

「でもただメガネ男子を描いただけではこれといったウリにならない…」

「そもそも私はなんでメガネ男子が描きたいんだろう?」

「わかった!裸眼とメガネ、そのギャップにときめくんだ!」

「じゃあ普段はメガネで素顔を隠しているアイドルという設定にしよう!」

「そしたらまずメガネを外す瞬間を最初の見せ場に持ってきて、とにかくギャップを演出しよう!」などなど

 

自分が描きたいもの「メガネ男子」

描きたい理由「普段とのギャップ」

+αのウリ「実は素顔を隠したアイドル」

といった感じでしょうか。

 

何を+αするのか、どう組み合わせるのか考えるのも楽しいと思いますよ!

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