こちらこそありがとうございます!
まずはデビューおめでとうございます!
>自分の期待と編集さんからの絶賛に対し読者からの反応が良くないどころか批判的なコメントばかり印象に残ることになり、どん底まで落ち込んでしまいました。
作り手側の期待値と読み手側の反応の差…。わかりますよ…。
この差が大きければ大きいほどダメージも大きいんですよね…。
作品への批判に関しては、私も漫画家を志し始めた時点から不安に思ってはいました。
なので割と、担当さんにどんなに褒められても油断しないように気をつけてましたね…。
それでも元々が調子に乗りやすいタイプなので、
やっぱりどうしても期待はしてしまうのですが…笑
期待しちゃいますよね…。人間だもの。
>反応が良くないどころか批判的なコメントばかり印象に残ることになり
雑誌が違えば読者さんの反応の届きやすさも違うのかなとは思いますが、
一般的にはある程度目立たないと
批判的なコメントもされないと思うのですがいかがでしょう?
ひとりの人間として受け止めると、批判はもちろん辛いものではありますが、
いち作家としてはそこまで悪いものではないのかなと…。
たぶん、いち作家としては無反応の方が辛いような気がします。
これは私が勝手に体感として思ってるだけのことなのですが、
批判ってある程度優れた部分があるからこそ、
他のそういう部分が目につきやすくなって
そこを突かれるんじゃないかなって思うんです。
編集さんも絶賛してくれてるとのことなので、絶対いい部分はあるはずです。
私も自分の作品に限らず、色んな作品のレビューを見たりするのですが
「いい部分があるのにもったいない」
というような作品ほど批判を受けやすいような気がしています。
じゃないとわざわざコメントしないんじゃないかなぁと思うんです。
それから、その批判的な内容を質問者さんがどう受け止めているかですよね。
批判コメントをざっくり2種類に分類すると
・個人的な好き嫌いを基準にした批判か
・核心をついた建設的な批判か
どちらかになるかとは思うのですが
前者なら気にする必要ないですよ。
好みなんて十人十色ですし、コメントに従って自分を変えても、
前の方が良かったっていう人も現れると思うので、
そこはやはり自分が面白いと思うものを貫くのがいいと思います。
そして、後者であればめちゃくちゃ成長のチャンスですよ。
その部分を次の作品に活かせばいいわけなので。
とはいえ、核心をついたご意見というものは、その分グサッとくるんですよね…
批判は、いち作家としては悪いものではないといいましたが、
その前に自分がひとりの人間ということは忘れてはいけない…
まずはそのダメージを癒しましょう!
いちごパフェでも食べに行きましょ!
推し活しましょう!寝ましょう!
文字通り息抜きして深呼吸してください!
その意見と向き合うのは先に休んで英気を養ってからです!
心も身体も休ませるの絶対大事です!
>雑誌を変えた方がいいのか、あまりにも気が早すぎるか…とかなり悩みます
これは、最近知った視点なのですが、エンタメ業界全般は
「目新しく、かつ見覚えがあるもの」を求めてるんだそうです。
漫画業界も娯楽の世界なので
目新しい作品を作らないと読者さんはすぐに飽きてしまいます。
かといって、斬新すぎても読者さんはついてこれません。
大ヒットを飛ばしてる漫画って
実は連載開始当初はその雑誌では目新しい作風だったりして、
大ヒット作品になったからこそ、その作風がその「雑誌らしさ」になっていくというパターンもあるんですよね。
その雑誌にはないということはつまり、唯一無二とも言えます。
>編集さんからのスカウトで作風に関しても評価いただけてたのですが、
これは編集さんも質問者さんにその可能性を見出して評価してくれてるんじゃないでしょうか?
>改めて雑誌を分析したところ絶賛されてる人気の高い作品が軒並み「自分には合わない、描くことはできない」と感じるものばかりで、
これもむしろチャンスじゃないでしょうか?
つまり、その作家さん達も質問者さんのような作品は描けないということなんじゃないかなって思います。
同じような作品を描けるようにがんばったところで勝てないと思うし、
同じ雑誌に同じような作品があってもつまらないじゃないですか。
結局は、あなたらしさを伸ばすのが一番だと思います。
>ネームバリューに釣られた自分も今となっては恥ずかしいです。
ということは有名な雑誌なのですね!すごいじゃないですか!
わざわざスカウトしてくれるなんてなかなかないことだと思います。
そちらのシステムは詳しくないのですが、質問者さんが選ばれたということは、
選ばれなかった人もいるわけですよね。
選ばれなかった人達のためにも、
そして、選んでくれた人達のためにも
恥じないで欲しいなって思います。
胸をはっていいことだと思いますよ!
>しかしここで踏ん張れた人こそが…という気持ちもあるので、どうかもう一歩そちらに行けるお言葉をいただけたら幸いです。
もちろん雑誌を変えるという道もありますが、質問者さんのこの一文を見る限り、質問者さんの中で答えは決まってるんじゃないでしょうか?
きっと、もう少しこの雑誌でがんばりたいんじゃないかなって思います。
自分が描きたいものと読者さんが読みたいものをうまくチューニングできれば
まだまだできることはたくさんあると思いますよ。
楽器のチューニングも、実際に音を鳴らしながら調律するじゃないですか。
漫画もそれと同じで、実際に作品を作って編集さんや読者さんの反応を受け取りながら、ズレを修正していくものだと思うんです。
まだスタート地点だと思います。
というかむしろ個人的に羨ましいポイントたくさんありますよ!
デビュー作の時点である意味話題になっているともとれるし
ネームバリューのある雑誌にスカウトされるなんてすごいですよ!
どんな批判コメントだったのかわからないのでアレですけど
「興味持ってくれてありがたいなぁ」くらいの気持ちでいましょう!
他人事だからそんなこと言えるんだって思うかもしれませんが
私はよく自分のことを他人事のように見てみることがよくあります!笑
不思議なんですけど
自分事と思うと深刻に悩んでしまうことも
他人事と思うとむしろワクワクすることがあるんです。
これ乗り越えられたらカッコいいよね!みたいな。
(乗り越えられるかは別として…笑)
とはいえ、そんな私も疲れている時は
ネガティブ思考になることもあるんですけど、
だからやっぱり、まずは回復ですよね!
とにかく休んで好きなことして
英気を養うことから始めるといいと思います!
きっと大丈夫です!
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