かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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テンポがいい漫画とはどういうものですか?2023年11月26日

 

今まで考えたことがなかった…!

こうやって考えるきっかけをもらえるマシュマロ大好きです!

あくまでもわたしなりの解釈ですが… まず、起承転結とテンポはまた別だと思います。 起承転結はストーリーのもっとおおまかな構成の話で、テンポはどちらかというとコマ割りや構図、キャラの表情や間、タイミングなどそういうものが大きく関わってくるのかなと…! そもそも「テンポ」とは「速さ」のことだそうです。(言われてみたらそうですよね。今日検索してみて納得しました。知ってるつもりの言葉の意味を調べてみるの大事ですね…!)

つまり、物語が進んでいく速さってことですね。

例えば「イケメンと恋をする話」だとして、だらだらと主人公の生い立ちを描いてそのイケメンが登場するのが中盤だとしたらちょっとテンポ遅いですよね。

だからと言って速すぎても読者がついていけないので、ちょうどいいテンポというものがあるんだと思います。

この感覚、漫才で例えるとわかりやすいと思います。

漫才って観客がボケに対して違和感を感じるか感じないかの瞬間に的確なツッコミが入ると笑いが起きるんですよね。

ツッコミによって違和感→笑いという感情の変化が起きる。

この間やタイミングが速すぎたり遅すぎたりするとスベってしまう。

これ漫画でも全く同じようなことが言えると思うんです。

読者は漫画で、笑いに限らず何かしらの感情の変化を感じながら読みます。

そのためにはフリとオチ(ボケとツッコミ)その繰り返しが必要です。

時には緩急をつけたり間を作ったり、読者が漫画を読んで感情を変化させていくペースに合ったテンポを意識する。 そのためにもコマ割りの読みやすさや大きさのメリハリ、言葉選びや間、タイミングなどそういったものが重要になってくるのかと!

私自身、テンポというものをあまり考えたことがなかったので、ちょっとこれからはそこを意識してみようかなって思いました!ありがとうございます!

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