私は一応少女漫画家ですが、マインドは少年漫画の主人公に影響を受けているところがあって、切磋琢磨できるライバル関係というものに強い憧れがあるんです。
なので嫉妬するし、むしろちょっと嫉妬されたいです!笑
もちろんそれで攻撃することはないですし、攻撃されたいわけでもないですが。
私は嫉妬という感情を悪いものだと思ってないんですよ。
その感情に支配されて人の足を引っ張たり攻撃したり敵意をあらわにすることが問題なのであって、その嫉妬という感情自体はなんかむしろエモい(?)です。
嫉妬やそこから来るモヤモヤを自分の中で受け止めて「負けないぞ!」っていう気持ちに変換出来たらエモいじゃないですか。
ただ、このライバル心が敵意のように伝わってしまったらどうしようという不安はありました。
でも去年のりぼフェスで初めて色んな作家さんと交流できる機会をいただけたんですけど、なんかもう緊張しすぎてライバル心とかそれどころじゃなかったですよ…!笑
確かに普段は限られた枠を取り合う者同士かもしれませんが、その時は一緒にそのイベントを成功させる同志って感じだったので…。
あと、実際にお会いしてみて思ったのは「この方があの漫画を…!」みたいな、ライバル心というよりもファン心理?に近いものがありました。
やっぱりライバル心や嫉妬心って奥底には憧れのようなものがあるんだと思います。
それから最近何人かの作家さんと通話させていただくようになったんですけど、びっくりするくらい話が尽きません…笑
創作の苦しみや喜びを分かち合えるというのはかなり大きいですね…!
1から物語を作り出すことの難しさは実際に創作し続けてる人じゃないと共感してもらえない部分があるので…。
あとたぶんそもそも、限られた枠を取り合う者同士とはいえ、いい作品を描けていれば、ちゃんといずれチャンスの順番がまわってくる世界なんですよ。
コンペに落ちたとしても、他の人が優れてたからとか自分が劣ってたからとかじゃなくて、今回はたまたまいい作品が描けなかっただけ。
ライバルがいてもいなくても落ちる時は落ちるし受かる時は受かるんですよね。
みんなそれを肌感覚でわかってるから仲良くできるんだと思います。
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