かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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お互いにどこを好きになったかわからないと言われてしまいます。2022年9月10日※秘密にしたいけど追記アリ

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できれば秘密にしておきたいのでヒント(?)だけ…

①外見だけ見てちやほやしてくる女子ばっかでうんざりするイケメン

②唯一中身を見て対等に接してくる主人公

③おもしれー女(興味)

 

周囲と比べていったい何が特別なのかを表現できてると説得力が生まれます!

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※追記

もう少し詳しくお答えします。

 

漫画で「好き」を表現するには2つのパターンがあると思っています。

①本当の自分を見つけてくれる人

②本当に求めているものを与えてくれる人、または憧れ

 

①本当の自分を見つけてくれる人

 周囲に勘違いされてることに気づいてくれる人とか

 自分でも気づいていない本当の自分に気づかせてくれる人などなど

 

そう言う人が周りにいなくて、たった1人だけ、

「その人」だからこそ「本当の自分を見つけてくれた」

というのを表現できれば勝ちなのかなと…。

 

(個人的にはこっちパターンが多く、終盤で好きになって終わりになりがち)

 

②本当に求めているものを与えてくれる人、または憧れ

 極端に言えば「顔がめちゃくちゃタイプ」でもアリだと思うんです。

 ただ、シンプルであればあるほど共感してもらうための説得力は必要だと思います。

「顔がタイプ」を好きの理由にするのなら、どこがどうタイプなのか、そういう顔にどれほどの執着心があるのか、どの程度そのタイプに当てはまってるのか、更に読者にも「そういう顔の人って素敵だよね」って思わせるような表現を描くなど、そこまでできてたら納得感が生れると思います。

 

(個人的には逆にこっちの方が難しいなって思ったりします…。)

 

他にも、

「一人ぼっちの時優しくしてくれた」とか

「ピンチの時に助けてくれた」とか

好きになるきっかけを描くのは簡単ですが

「じゃあそれが別な人だったらその人を好きになっていたのか?」となると

それだけじゃ説得力が足りないと思います。

 

+α、そのキャラだからこその魅力や、その人でなければならない理由が必要です。

「好きになったきっかけ」+「その人ならではの魅力の積み重ね」という感じですかね。

「好き」から始まって恋愛成就まで描く恋愛漫画であればこっちのパターンが描きやすいんじゃないかなと思います。

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私自身、これがなんとなーくわかるようになってきたのが最近なので

秘密にしておきたかった…。

あと答えはこれだけではないとも思うので逆にプロ作家さんに教えてほしいくらいです。

 

「好き」の表現って結構難しくて、でもあとはここをクリアするだけでデビュー出来る漫画家志望さんってたくさんいらっしゃると思うので…。

そうなるとライバル増えるじゃないですか…!

 

いや、でもお役に立てたら嬉しいのと

漫画家である前に1人の読者として面白い漫画が読みたいので

ちょっと長くなりましたが書いてみました。

 

少しでもヒントになれば幸いです。

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就職情報サイトキャリアガーデンさんで書かせていただいた

漫画家志望さんにむけたコラムはこちら↓

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