こんにちは！
質問者さんの気持ち、ちょっとわかってしまう…笑
いや、でも創作に携わる人なら少なからずあると思いますよ。
みんな表立って言わないだけで。
作品を批判的・分析的に見てしまって楽しめなくなるというのは
創作者あるあるのようなものだと思うのでまずはご安心ください！
ただ、私の場合そういう目線で見ても面白いと思う作品はあるし
分析・研究のつもりで見てみたのに
まんまとハマってしまうということも未だにあるので、
きっと質問者さんがお辛いポイントはそこですよね…。
この文面から私が感じたことは、質問者さんはご自身に対しても
批判的な目で見てしまう傾向があるんじゃないかということです。
自分を客観視することができる人だからこそ、
「重箱の隅をつつくような粗探しをしてしまっている自分」に気づいて、
そんな自分を責めてしまう。
だから結果的に「楽しくない・面白くない」という結論に
なってしまうんじゃないでしょうか？
まずはそんな自分を責めないようにがんばってみてください。
いいじゃないですか批判的・分析的に作品を見たって。
それを求めてもない作家本人に伝えようとしたり
それを楽しんでる他の読者さんの間に割って入って批判したり
そういうことをすれば厄介に思われてしまうかもしれないけど
個人的に心の中で思う分にはどんな感想を抱いてもいいと思うんです。
きっと創作者としての目線も養われてきたからこそ
そういった批判的な感想を抱くことに罪悪感を覚えてしまうのかなとも思うんです。
だって自分が作家側の立場ならそういう目で作品を見られるの嫌ですもんね。
でも、いいんですよ。
読者の立場ならあなたは読者様ですよ。
どんな感想を抱いたっていいんですよ。
私は作家として、読者様の感想は読者様の自由だと思っています。
そしてその感想が面白いとか楽しいとか、
前向きなものであるような作品を描くために日々アレコレ考えているわけで。
だから私自身も、読者の時は読者様です！笑
でもだから偉いとかそういうわけではなく、
シンプルに「どんな感想を抱いてもOK！」というだけで
それ以上でもそれ以下でもありません。
念のためですが、別に批判や誹謗中傷を推奨してるわけではないですよ！笑
あくまでも心の中とか、クローズドの範囲ならどんな感想を抱いていてもいいじゃないかということです！
他人を嫌な気持ちにさせるような行動を踏みとどまれるのはめちゃくちゃ大事ですが
自分がその作品を見て感じた一番初めの感覚や思考まで否定しなくていいと思うんです。
人気作だからといって自分も楽しめるとは限らないですし
世の中にはありとあらゆる作品があふれかえっているので
今まで見てこなかったジャンルを見てみるのもいいかもしれません。
＞「ここはいいけどここはダメ」などと
「ここはいいけど」ということは、
ちゃんとその作品のいい部分もみつけられてるということじゃないですか！
だからきっと大丈夫ですよ！
ここからは創作者側の視点になりますが
もう後戻りできないようであれば、
もっと突き詰めて創作の勉強を続けてみるといいと思います。
創作の勉強は突き詰めれば突き詰めるほど奥が深くてその難しさを実感するんですけど、
そこまで行くと逆にそういう気になる部分にも寛容になれるかもしれません。
それから私が個人的に面白くないと思う作品に出会った時によくやるのが
なぜ面白くないと思うんだろう？
じゃあどうしたら面白くなるんだろう？
という視点で考えてみることです。
そういう視点で考えてみると、もう跡形もなく別作品になったりするので
そうやって新しいアイディアが生まれることもあります。
と、ここまで色々書いてきましたが
そもそも批判的な目線って
ほんとにそこまで悪いものではなくて
うまく使いこなすことができれば
ものごとの本質を見極めるのに役立つんですよね。
いわゆるクリティカルシンキングというものです。
日本語で言うと、まさに批判的思考と呼ばれているんですけど、
なんか字面のイメージ悪いなぁ～っていつも思ってます（笑）
昨今「批判＝攻撃的なもの・悪いもの」というイメージが先行してますが、
それはあくまでもイメージで、
実際は本質を捉えるためにも必要な目線なんですよね。
せっかくなのでとことん批判的に見ていいと思いますよ。
（何度も言いますがそれを責めなければいいだけの話なので）
なぜそう思うのか？どうしたら改善するのか？
そういう答えが出るまで思考を巡らせてみると、
新たな発見があってまた違った楽しさがあると思いますよ！
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