かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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【マシュマロ返信】インプットとアウトプットの配分がわかりません

私の悩みは、他者の作品に触れてインプットしていれば、作品を描くなどアウトプットが疎かになり、また、その逆もあり罪悪感を感じてしまう、という状態です
他の作家さんのように、いわゆる映画、動画を流しながら描く、という「ながら描き」は出来ません(どっちつかずになる)


そもそもインプットもアウトプットも両方同時にする必要ないと思いますよ!
私も「ながら描き」をすることもありますが、それを両方同時にやろうと思ってしてるわけではないです。
例えばストーリーを組み立てる時とか、頭を使う作業の時は無音ですし、それ以外も視聴済みのアニメやドラマやゲーム実況などを作業BGMにしてるだけでインプットしている感覚はないです。

 

創作を楽しみたい、というスタートから始めた漫画を描くいう行為が辛くなっています
漫画家さんは1日の大半絵を描いている(12時間以上描く人もいるし、寝ずに描く人もいるようです)ので、追いつこうと思ったら長時間描くしかない、と思うのですが
そうするとネタが尽きてきて、当然描きたいのに描きたいものがない、という状態になります


確かに連載作家さんとか掲載が決まってる作家さんは〆切があるので長時間描いたり寝ずに描く状況もあるけど、それをしなきゃいけないとかそういうわけではないです。
たまに〆切がなくても寝ずに描くこともありますが、次の日の朝ちゃんと寝てます!笑
せっかくエンジンがかかってきたのに手を止めたくないと思う日があるだけです。

創作を楽しみたい、というスタートから始めたとのことですが

追いつかなきゃ!という考えだと息切れしちゃうと思います。

 

漫画家の道のりって思ってる以上に果てしないんですよ。

短距離走じゃなくて長い旅路のイメージで

自分のペースで前に進んでいくといいと思います。

 

ネタが尽きたらまた探せばいいだけだと思いますよ。

常に妄想したり色んな事にアンテナを貼る癖をつけると

どんどんネタはストックされていくと思います。

 

絵は毎日描かないと上達しないと聞いたので、描くことに重きを置こう、と思ったら
一方で、某漫画家さんに、ストーリーが大事だから、描くよりも沢山インプットを増やしてストーリー作りを勉強して下さい、と言われ
どっちをどれくらいやればいいの?混乱しています

 

結論からいうとどっちも大事です。
自分の向き不向きが明確になったら
原作者か作画担当作家になるという選択肢も生まれますが

どっちもやりたいならどっちも大事です。

どっちをどれくらいやればいいの?とのことですが、

どっちも好きな方から順番に、好きなだけやればいいんですよ。

話作りに飽きたら絵の練習するとかでもいいですし、

シンプルに話を作ったら作画!って感じで実践しながら

勉強していくのもいいですし。

やっていくうちに自分に足りないものがわかってきて

何をどう頑張っていけばいいかもわかってくるようになると思います。


自分に合っているインプットとアウトプットの配分が分からないのが原因だと思うのですが、溝口さんはインプットとアウトプットは明確に期間を分けていますか?
(例えばこの週はインプットだけ、この週はアウトプットだけに集中、など)
それとも私と違い、器用に同時に出来てしまうタイプでしょうか?

 

インプットとアウトプットの配分は明確に分けてないですし

器用に同時にできるわけでもないです。

インプットしたい時はするし

アウトプットしたい時はするって感じですかね。


というか、1日の中のいつインプットの時間を設けていらっしゃいますか?
コツを教えて欲しいです

あと、漫画家さんがやってる、沢山のインプットの量を、出来れば具体的に教えていただけるとありがたいです
(例えば月何冊漫画読みますよ、何本映画観ますよ、といった具合に💦)

 

そもそもインプットが目的になってたら身にならないと思います。

目的があってこそのインプットなんじゃないかなって思います。

 

そもそもこうしようって意識したことないですが

私のインプットの目的は3種類あります。

 

  1. 娯楽のためのインプット
  2. 創作のリサーチのためのインプット
  3. 創作論のインプット

1.娯楽のためのインプット

これは完全に趣味・娯楽として自分が興味のあるコンテンツを楽しむというだけのことです。好きな漫画が発売されたら発売日に読んじゃいますし、見たいドラマは配信サイトなどでチェックします。私は職場から徒歩5分圏内の場所に住んでるので、1時間休憩の時は家に帰りお昼ごはんを食べながらドラマを見てます。

 

2.創作のリサーチのためのインプット

まずこういうのが描きたいというのが先にあって、その解像度を上げるためにリサーチします。例えば何でしょう…。日本に住むイギリス人の男の子というキャラクターを描ここうと思った時はYouTubeなどでイギリス人あるあるとか検索したり…。

あとは三角関係を描きたいと思った時に他の作家さんはどのようい描いてるだろうか?とか、そんな感じで「何を知りたいか」というのを明確にした上でその答えをくれそうなコンテンツを探すという感じですね。こういう時はたいていインプットとアウトプットを行ったり来たりしてます。

 

あと担当さんの打ち合わせで上がった作品で読んだことないものはチェックするようにしてます。

 

3.創作論のインプット

 

これはシンプルに創作論の本を読んだりですね。

たいていネームを提出してその返事を待ってる時とか、

実家に帰省して創作ができない時とか

歯医者の待合室とか、ジムでエアロバイク乗る時とか

そういうスキマ時間を使って読んでますね。

 

創作論の本って例に映画をあげて説明してたりするんですけど

例にあがった映画も見るようにしてます。

 

まとめると

・自分のペースでOK!

・常に妄想したり興味があることにアンテナを貼っておく!

・インプットする時は目的を持つ!

 

みんながどうしてるかとかはあくまでも参考程度に

色んな事を実際に試しながら

自分の創作スタイルを探してみるといいと思います。

 

配分とかはとくに気にせず、目的が生まれたらインプットする

という感じでいいんじゃないかなと思います。

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就職情報サイトキャリアガーデンさんで書かせていただいた

漫画家志望さんにむけたコラムはこちら↓

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