かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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キャラが勝手に動くという感覚がわかりません2023年11月16日

 

こちらこそマシュマロありがとうございます!

これまた奥深いご質問…!

あくまでも「私の場合は」という回答になりますが…。

初手から身もふたもない回答に聞こえるかもしれないのですが、けっこう無意識にやってる気がします。

キャラが勝手に動いてる時と意識して動かしている時の境目がないというか…。

あ…「意識して無意識になる」という表現が近いかも…?

「キャラたちの行動に自分の意識を介在させないようにする」というと伝わるでしょうか…? 基本的には「キャラに勝手に動いてもらう」という感覚でやってるつもりなんです。

でも「あれ?このキャラこんなこと言うか?」っていう違和感に後から気づいて 「あ~私今意識してキャラを動かそうとしちゃってたな~」って思ったりするんです。

逆なんですよねコレ。

だって意識してキャラを動かしたほうが楽と言えば楽なんですもん。

だから「無意識に」意識してキャラを動かしてしまうんですよね。

でも、それだと「作られた」キャラクターになってしまう。

この「意識して無意識になってキャラに動いてもらう」 「キャラたちの行動に自分の意識を介在させないようにする」 というのをもう少し詳しく説明すると、 私という人格と意識をどこか遠くにおいておいて、キャラたちに自由にしゃべってもらうという感覚です。

「観客席から映画を見るようにキャラの行動を見てる」という感覚ですかね?

そして、その肝心のキャラはどうしたら勝手に動くのか?なんですけど 二次創作とかって自分が生み出したわけではないキャラを会話させたりする わけじゃないですか。

なぜそれが可能なのかというと、オリジナルのキャラがたっていることに加えて、創作者さんがそのキャラの解像度が高いからできることなんですよね。

なので、キャラが勝手に動いてくれやすいかどうかは

イメージしやすい良いキャラ×創作者側の解像度

で決まってくるのかと!

このふたつの条件をクリアするには 自分自身や身近な人などの人格の一部を切り取って作ると キャラがたちやすいなーと思う今日この頃です。

よく知ってる人・自分の一部だからイメージしやすいけど、 あくまでも一部だから、その人でも自分自身でもない 切り離した存在として動いてもらいやすいのかなーと!

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