設定が同じだけではパクリになりませんよ!
大事なのはそこにどんな+αをしてオリジナリティを出すかです。
例えば、「君に届け」も「ハニーレモンソーダ」も設定は王道の地味子×キラキラ王子ですがまったくの別物ですよね。
君に届けだと 「主人公が霊感があると勘違いされるくらい見た目が暗く、みんなに貞子と呼ばれている」とかは君に届けならではのオリジナリティですよね。
ハニーレモンソーダでいうと 「みんなに人気のキラキラ王子はレモン色の髪で塩対応なレモンソーダ男子」とかはハニーレモンソーダならではのオリジナリティです。
設定が同じでも、何を+αして組み合わせるかによってオリジナリティは生まれます。 ただ、その組み合わせまでもがまるまる同じだとパクリに見えてしまうのではないかなと思います。
よく漫画の感想で「既視感」「どっかで見たことある」というものがあると思うんですけど、そこで特定の作品が思い浮かんだら、それはその作品ならではのオリジナリティで、誰かが真似してもパクリになってしまう可能性が高いですね。
でも「特定の作品が思い浮かばないけど既視感がある」というのであればありふれたアイディアの範疇で、パクリとまではならないと思います。
ただ、おそらく+αにオリジナリティがあって面白ければそんな感想は生まれないと思うんですよね。
ここの+αまでもがありふれたアイディアだと、やっぱり「既視感がある」という感想になってしまうんだと思います。
ちなみに、オマージュやパロディは引用元のオリジナル作品を読み手が知ってること前提で新たな物語を生み出すというひとつの手法なので、引用=パクリというわけでもありません。
引用元の作品にリスペクト(敬意)があるか?
この作品のオマージュ・パロディですと胸をはって言えるか?
引用することでまた新たな作品として昇華されているか?
↑こういったものがまったくなく、誰かのオリジナル作品のその作品ならではのアイディアをそのまま自分のものかのように流用するとパクリになってしまいます。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
その他ご質問やメッセージなどはこちらから↓
りぼんチャンネルで溝口楠乃作品の冒頭動画が見れます↓
就職情報サイトキャリアガーデンさんで書かせていただいた
漫画家志望さんにむけたコラムはこちら↓