かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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欠点だらけで何から直していけばいいかわかりません。漫画にとって一番大事な箇所ってどういうところです?2023年12月19日

 

まず、質問者さんが求めてる答えとはちょっとズレるかもしれませんが、漫画にとって一番重要な箇所は「自分らしさ」だと思います。

だってそこがないと自分が書く必要ないですし。

大前提としてそこは忘れずに「自分らしさ」ってなんだろう?って自問自答や自己分析、自分が好きなものを突き詰めるということは忘れないでおいて欲しいなって思います。

 

でも質問者さんが求める答えってもっとテクニック的なことですよね?

これも身も蓋もない答えになっちゃう気もするんですが、一番大事な箇所なんてものはなく…むしろ全部大事だから一番なんて決められないんですよね…。

 

あえて言葉にするなら総合力とも言えますかね? というのも、例えば絵に関していうと人物はリアルに描けるけど背景はデフォルメした画風のものしか描けなかったりすると読者は違和感を感じてしまうんです。

それなら人物もデフォルメした画風にした方がまだすんなり物語に入り込める。

もちろんデフォルメしたり画風を変えるにも技術や努力が必要です。

話に関しても、例えばいくらメッセージが良くてもキャラが良くなければ漫画として成立しないし、そういうバランスの悪さが違和感を強めてしまうんです。

 

とはいえ、果てしない目標を掲げ、足りないということはわかりつつも、何から手をつけていいかわからず途方に暮れる気持ち、めちゃくちゃわかります…!

 

この状況を例えるなら、小さな懐中電灯だけ持って暗闇にいるのと同じなんですよ。

遠い頭上を照らしてみると理想とするゴールが見える。

でも周りが真っ暗なのでどうやってそこにたどり着いたらいいかがわからない…。

そんな状況なんだと思うんです。

ついつい、遠い頭上や先行く他の人の道筋を照らして焦ってしまう。

でも結局、自分の目の前の足元を照らしながらコツコツ前に進んでいくしかないんですよね。

とりあえず前に進んでみると、必ず「今回クリアできそうな課題」というものが見えてくると思うんです。

一個だけでもいいです。ほんとのほんとにクリアできそうな小さな課題を見つけてください。

例え結果がまた選外になったとしても、「自分が見つけた課題はクリアできた!」という達成感を感じてください。

 

それを繰り返していくと、気づいたら懐中電灯が照らす範囲も大きくなっていって、どこをどうやって進んでいけばいいかが見えてきますよ!

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就職情報サイトキャリアガーデンさんで書かせていただいた

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