かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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【マシュマロ返信】構想→ネームの段階でつまらなく感じて前に進めません。

 

あるあるですね~!

その現象とてもよくわかります…!

 

質問者さんの今の状況は

読者目線では「つまらないということがわかる」

作者目線では「どう修正していいかがわからない」

ということだと思うんです。

 

結論から言うと

最初のうちはつまらなくてもいいから完成させて批評をもらう

というのを繰り返してみるのがいいと思います。

そうすることで「どう修正したらいいか」が見えてくるようになります。

 

難しいですよね…漫画描くのって(切実)

最初から面白い漫画なんて描けないものなんですよ…。

最初から面白い漫画が描ける一握りの天才もいるかもしれませんが、比べちゃダメです。

住む世界が違いすぎるので参考になりません😇

(たぶん龍とかそういう架空の生き物レベル)

 

 

結局、面白い漫画に必要なのは総合力だと思うんです。

 

絵が上手でも

コマ割りや魅せ方が悪いとつまらないし

キャラやテーマが良くても

どっちかが弱かったり、それぞれ話の構成と噛み合ってなかったりするとつまらないし

何かが良くても何かが欠けていたら漫画として成立しなかったりするんです。

ジャンルと絵柄もそうです。

シリアスが似合う絵柄、ギャグが似合う絵柄…などなど

そういう様々な要素がすべて噛み合った時に面白い漫画が生まれます。

 

でも最初からすべてうまくやろうとすると、どんどんハードルが上がってしまいます。

 

毎回、今の自分が達成できそうなハードル、課題を意識してみてください。ひとつだけでいいです。

「今回はキャラから作ってみよう」とか

「今回は描きたいシーンのあの部分をこんな風に工夫して描いてみよう」とか

「今回はコマ割りの視線誘導を意識してみよう」とか

「今回はツヤベタにこだわってみよう」とか

作画に関することでももちろんOKです!

 

つまらないと思ってる作品を完成させるのは辛いという気持ちもわかります。

でもそんな時は意識して

その作品の未熟な部分から目を背け

いいところに目を向けるようにしてください。

 

「え?そんな自分に甘くていいの?」って感じるかもしれませんが、

いいんですよ!

 

どちらにせよ、どんなに意識しても

「もっとこうした方がよかったかも」とか、そういうのが浮かんできて「あ〜😫」って気持ちになっちゃうものなんですよ…。

でもそれこそが次回以降の課題となります。

今回は今回として、その学びを次に活かす!

というのを繰り返していくといいと思います。

 

ネームの時点でそれを繰り返すのもアリかもしれませんが、それだと批評がもらえないし、せっかく面白いネームが描けるようになっても作画の技術が追いつかなくて結局完成度の低い作品になってしまうということもあるので…。

 

少なくとも自分はこういうのが描きたいんだ!とか、こういうのが面白いと思うんだ!っていう核のようなものが自分の中でハッキリできてるといいと思います。

最初はそれが作品に反映できてなくても大丈夫です。総合力がついたら自ずとそれを表現できるようになるはずなので。

 

その総合力をつけるためにも、ひとつひとつできることを増やしていくのがいいと思います!

 

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就職情報サイトキャリアガーデンさんで書かせていただいた

漫画家志望さんにむけたコラムはこちら↓

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