かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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ストーリーがありきたりになってしまう場合の打開策は?2024年1月27日

 

こちら、ファッションセンスに例えてお答えしてみようと思います。

 

「様々なジャンルの本、漫画、映画、ラジオ、Youtube、新しい習い事、ゲーム、美術館などの施設など、あらゆるコンテンツに沢山触れる」というのもひとつの方法です。

でもこれはただクローゼットの中に新しい服やアイテムを増やしてるだけなんですよ。

大事なのはそれをどう組み合わせるかなんです。

 

例えばワンピースにお気に入りの靴を合わせてみたけど、同系色すぎてぱっとしない…。 じゃあここに差し色でカバンを赤にしてみよう!とか、そういうオシャレあるじゃないですか。

 

質問者さんの今の状況はその「差し色」が足りないんだと思います。

ベースとなるストーリーライン自体はある程度ありふれたものでもいいんですよ。

だって読者がついてこれないと意味ないので。

 

私が今までに没になったネームは奇をてらいすぎて読者を置いてけぼりにしたり、小難しいテーマを詰め込みすぎたり…。

これお洋服に例えるならば、わかる人にしかわからない奇抜ファッションだったり、ブランド品に別のブランド品を合わせて更にブランド名のロゴどーん‼みたいな…。

ブランド品合わせるにも「シンプルなお洋服に時計だけちょっと豪華なんです~」とか、そういうさりげない方がオシャレじゃないですか。(まぁブランド品なんて持ってないんですけどね!笑)

漫画も同じなんですよね。

ベースはシンプルでいいんです。

その中に少しだけ「自分らしさ」を上手に盛り込む。

これ、一個だけだから映えるし光るんですよ!それがオリジナリティになります。

 

この「自分らしさ」っていうのもあまり難しく考えなくて大丈夫です。

個人的に好きなものや趣味のことでもいいし

自分自身の悩みを元に描いてもいいし

推しや好きな人をモデルにしてもいいし

身近にいるキャラが濃い人や嫌いな人を元に描いてみるのもアリです。

 

とにかく、「自分」だから描けることを盛り込んでみてください。

奇抜じゃなくても自分ならではのものが描けてればOKです!

 

展開については、最初に浮かんだものってたいてい読者さんにとっても予想通りの展開なんですよね。

そこをうまく工夫してあげるといいと思います。

逆にそこがオリジナリティを発揮するチャンスだったりします。

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就職情報サイトキャリアガーデンさんで書かせていただいた

漫画家志望さんにむけたコラムはこちら↓

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