かけだし漫画家・溝口楠乃の漫画制作ブログ

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ヒロインよりライバルの方がキャラが立ってしまう…。2023年12月19日

 

ライバルの方がキャラが立ってるといわれる要因として

「ヒロインより目立ってるから」とか

「ヒロインのキャラが弱いから」というのも可能性としてはあると思います。

 

でも私は、キャラを立たせるために必ずしも目立たせたりキャラを濃くしたりしなくてはいけないとも思いません。

キャラを立たせるために重要なことは

「読者がそのキャラがどんな子かがわかる」ということだと思います。

 

私自身、キャラが立つってこういうことかな?っていうのがちょっとずつ見えて来たところではあるのですが…

 

例えば、自分の親しい人や友達を誰かに紹介する時、「この子はこういう子」って説明できたりしますよね?

それからその子なら 「こういう時こういう反応するだろうな」とか「こういう時こういう行動とるだろうな」とか、ある程度想像できると思います。

漫画のキャラもそれと同じだと思うんです。

そういうのができないキャラなら、道ゆく知らない人と同じなんですよね。

知らない人がこうなって、ああなって…っていうのをシーンとして見せても、出来事だけをわかりやすく伝えるバラエティの再現VTRのようだったり、人から聞いた話のようだったり、いまいち感情移入しにくいと思うんです。

 

「よく知らない人」ではなく「こんな子」って言う風に、よく知ってる人であれば、こうなって、ああなって…っていうシーンにも興味が出てくるし感情移入もしやすいと思うんです。

予想外の行動や展開だとしても

「こんな子」が「こんな事を!?」とか

「こんな子」が「そんな事に!?」とか

キャラに破綻なくそういうのが描ければそれはそれで漫画としての面白味にもなりますよね。

ここからは想像ですが、もしかしたらライバルキャラの方が「この子ってこんな子だよね」っていうのがわかりやすいのかもしれません。

好感度とか気にしなくていいなら振り切ったキャラづけもしやすいし、ライバルキャラの方がわかりやすくなりやすいのは自然なことなのかもしれません。

でも案外、主人公にも振り切ったキャラづけしちゃっていいんじゃないかなーと思う今日この頃です🤔

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