その専門学校の先生はどういう意図でそうおっしゃったのでしょう…??
前後の解説によってまったく意味が変わってくるような気もします。
例えば「ジャンルを意識できなくなるようなら、そのジャンル以外の漫画は読むな」という話なら納得できます。
ジャンルが一貫してないと読者もどう読んでいいかわかんないんですよね。
私は小さい頃「スポーツ漫画の日常回」が好きだったんです。
スポーツ漫画のメインである試合シーンを読み飛ばしてそういう日常シーンだけ読んでたこともあるくらいです。笑
当時の私は、コメディは好きだけどスポーツ漫画には興味がなかったんですね。
でもたまにこういう日常回が許されるのって長期連載ならではだと思うんです。
これを読み切りでやってしまうとコメディ好きな人にとってもスポーツ漫画好きな人にとってもどっちつかずな漫画になってしまう。
だからジャンルを意識するのは大切なんだと思います。
とはいえ、もしも先生がこういう意図でおっしゃってると仮定するならば、ですが
「ジャンルを意識することができれば、別ジャンルの漫画も読んでいい!」とも言えます。
ラブコメシーンを描くのが苦手な少年漫画家さんが少女漫画を読んで研究したという話をきいたことがありますし、私自身も「少年漫画のあのシーンを少女漫画に変換しよう!」という作り方をしたことがあります。「ウサギになりたかったカメのお話」とかはそうです。でも絶対どの漫画のどのシーンから着想を得たのか誰にもあてられない自信があります。あくまでも着想を得ているだけでまったくの別物なので…笑
私個人の意見としては、むしろ色んなジャンルの漫画を読んだほうがいいと思います。 それをどう自分のジャンルに変換するかが楽しいところだと思ってます。
自分はこのジャンルだ!って自分で決めるのって意外と難しいんですよ。
こりかたまっていては可能性をつぶしてしまいかねないですし。
あと、読むのが好きなジャンル・描くのが好きなジャンル・描けるジャンル・読者に求められるジャンル…それぞれ違う人もいます。
読むのが好きだからって描けるとは限らないんですよね…。
なので色んなジャンルに挑戦しては複数の出版社に持込をし、反応をみるというのを繰り返しながら方向性を定めるのがよいかと思います。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
その他ご質問やメッセージなどはこちらから↓
りぼんチャンネルで溝口楠乃作品の冒頭動画が見れます↓
就職情報サイトキャリアガーデンさんで書かせていただいた
漫画家志望さんにむけたコラムはこちら↓